みみちゃん

egg_thief2006-04-30

うちで飼っているうさぎのみみちゃんが、お月様に帰りました。
4月30日、午前2時。
享年6歳と9ヵ月くらい。


写真は元気だった頃のみみちゃん。



mixiに書こうと思ったらサバ落ちしてたのでこっちに書いてみます。
久しぶりの更新がこんなんでごめんなさい。
あと、連休中にここを少し整理しようと思っています。
なんだかあまりにほったらかし過ぎなので・・・。



※以下は思い出話です。気持ちの整理のために書いているので文章おかしいですがスルーしてください。























17歳のときに、うさぎを飼いたいと思っていて、
半年くらい母親に交渉して、
OKはなかなかもらえなくて、
ほんとに毎日毎日うさぎうさぎって言い続けていて、
絶対ロップイヤーの子にしよう、ってそれも決めていて、
うさぎの飼い方なんて本を買ってきたりして、
ペットショップに行ってはうさぎのコーナーにへばりついていたりしていて、
でもなかなかお母さんを説得できなくて。
そんなある日、ポストに入っていたフリーペーパーのタウン情報誌の里親募集欄に、
『ロップイヤーの男の子、可愛がってくれる方に譲ります』
っていう投書が出ていて、
母親にそのタウン情報誌と電話の子機を渡して説得して、
根負けした母親がそこに載っていた電話番号に電話をして、
その週の日曜日、みみちゃんはうちにやってきました。
わたしが18歳になったちょうど一週間後。

前の飼い主さんはロップを2羽、多頭飼いしていて、
オス同士だったためにケンカがひどかったのと、
飼い主さんのこども(3歳くらい)が喘息にかかってしまったため、
飼えなくなったとのことでした。
どっちの子にしますか、ということで2羽とも連れてきてもらったのですが、
一目見てみみちゃんに決めました。
それはお母さんも同じだったみたい。
みみちゃんという名前は前の飼い主の息子さん(3歳くらい)が決めた名前です。
どっちの子もみみちゃんだったらしいですけど。

好き嫌いが激しくて頑固で、
最初の頃、前の飼い主さんがあげていた餌を少しもらっていたのでそれをあげていたのですが、
それがなくなりそうだったので、似たような餌を買ってきたら全然食べなくて。
残り少ないもらった餌を混ぜたりして慣らそうとしたんですけど、
なかなか食べてくれなくて。
前の餌がなくなってからはドライフルーツ(小動物用のやつ)と混ぜてどうにか食べるようになって。

水入れを新しくしたときも嫌がってなかなか水を飲んでくれなくなったし、
引越しをしたときも、なかなか家に慣れてくれなくて体調崩したりして、
ほんとに頑固な子だったと思います。
あといたずらするのも好きだった。
キッチンには行っちゃだめとか、和室には行っちゃだめとか、
いろいろルールを決めて、バリケードを作ったりしていたんですけど、
バリケードを破って得意げな顔でキッチンにいたり、
ゲージに戻るのが嫌で逃げ回ったり。
1歳、2歳の頃は「だめ」と「こら」を自分の名前だと思っているくらい、毎日なにかしらイタズラをしていたような気がします。

4歳くらいから、夏になると体調を崩しがちになっていて、
でも夏が終わると元気になっていたのですが、
去年の夏は本当にどうにか乗り切った、という感じで、
来年の夏はもう無理かもしれない、とお母さんとは話していました。

冬を越えて4月になって、桜が散る頃から、あまり餌を食べなくなりました。
冬にも一度、あまり食べなくなった時期があったのですが、その頃もドライフルーツだけは食べていたのに、
4月に入ってからはそれもほとんど食べなくて。
ついには水も飲まなくなってしまって、
病院に駆け込んだのが2週間くらい前。
それから毎日病院に通って点滴をしてもらって、
溶かした餌と薬をスポイトに入れて食べさせて、
下痢がひどかったけれど、どうにか少し元気になって、
今朝もお父さんがバナナを食べていたら欲しがって、
少し食べたらしいです。

でも夕方、お母さんが水を飲ませようとしたら全然飲まなくて、口から出してしまっていて、
わたしが帰宅した20時頃はぺちゃんこになって、犬が伏せをしているような態勢で寝ていて、全然動かなくて、
22時頃、お母さんが薬をあげるためにゲージから出したら、
もう前足に力が入らなくて立てなくなっていて。

それから、お母さんとふたりでずっと、話しかけながらなでていて、
ときどき起き上がろうとして体を痙攣させるのをただただ見ているしかできなくて、
最期の瞬間、キュウ、って鳴いて、心拍が止まりました。
午前2時。

その日が来るってことは知っていたし、
それがもう遠くないっていうことは知っていたけれど、
まだ、もう少し先のことだと思ってた。

みみちゃんはいつも、わたしがなでると嫌がって、
首をぷるぷる振って、自分で毛づくろいをし直していたのだけど、
最後の最後までわたしがなでるとイヤイヤをしていて、
なんか最後のほうはなでてるのも悪いような気になってしまったのだけど、
でも、最期の時に側にいることができて良かったなあと思います。

家を出てからはお母さんに世話を任せっぱなしで、
家に戻ってからもお母さんに任せてばかりで、
なんにもしてあげられなかったけれど、
みみちゃんがうちの子になってくれて本当に良かったと思う。